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2006年 4月の業界裏話06年04月01日

お菓子ファンの皆さん、こん**わ。お元気ですか?。
「花見だ!なんだ…」と言っている内に4月も半ば、我々の業界でも4月~3月を事業年度としている企業では、既に新年度に入りました。

昨年の当地区は、「愛・地球博」やら新空港「セントレア」の開港やらで話題に事かかない1年では有りましたが、その盛況も「過ぎてみれば何とやら…」で、今年は気の抜けた様な有様です。(こんな事を言っていては、全国の他地域の方々に申し訳ないです…が。)

まぁ、今年は今年で「ポスト万博!」と言う事で、なんやかんや頑張らねばなりません。

しかしながら、我々のお菓子業界では近年「食に対する消費者・小売業の皆さんからの注目度」が非常に高まり、メーカーを取巻く経営環境が非常に厳しくなっており、中小・零細が多いお菓子メーカーの中には「廃業」の道を選択するむきもあって、昔ながらの商品が無くなりつつあるのも現実です。

今回は、そんな「お菓子業界の絶滅危惧種(商品:レッドデータ)」についてお知らせしようと思います。

では、行って見よう。

◆後継者不足と設備投資もままならず…

以前にもお話しましたように、我々のお菓子業界は、店頭価格こそ数年~数十年前と代わり映えしないものの、その原価に至っては、商品の安全面に関するコストが数十倍に膨らんできており、利益を確保→設備投資→新たな商品開発…と言ったサイクルを確立する事が非常に難しくなってきました。

幾らチープな商品…と言えども「食品」と言う事で、安全・安心と言う事に掛けるコストは大手商品と同じなんです。

しかし、ご存知の様に「販売する小売店」は、個人店がどんどん減少し、今や「スーパー、コンビニエンスストア」と言った大手組織小売業にどんどん寡占化されて中小・零細メーカー商品は店頭に並べる事すら難しくなっているのです。

ましてや、このような状況では「後継者」に安心して継承する事もままならず、我々が幼少の頃に親しんだ「駄菓子」の数々も、今や「レッドデータブック」を造らねばならないような状況となってきています。


◆絶滅危惧種(レッドデータ)の数々

では、どんな商品が「絶滅危惧種」なのかをご紹介しましょう。

◆ゼリービーンズ
jellybeans.jpg
◆マンボ
manbo.jpg
◆チャイナマーブル(変わり玉)
chinamerble.jpg
◆フローレット
floret.jpg
◆絹巻き
kinumaki.jpg
◆栗ボーロ
kuri_boro.jpg
◆金平糖

konpeitou.jpg

これ等を製造しているメーカーは、全国的に見ても非常に数少なく(1軒しか製造していない商品も…)後継者面でも不安となっています。

◆マスへ対応出来ない手作りの逸品

これ等の商品に共通して言える事は「その殆んどが手作りで、大量生産できない…」と言う事で、先にお知らせした様に、かつて商品の販売先は殆んどが個人商店でメーカーの生産規模と販売量において微妙なバランス関係が存在し、一生懸命に作り上げた商品が適正利潤を伴って、そこそこに売れた…と言う事です。

ちょっと、業界をグチる様な事となってしまいますが、今の業界を見てみると、かつての様な個人商店は年々減少の一途を辿り、盛業中の小売店と言えば「スーパーやコンビニエンスストア」の様な、全国ネットの大手組織小売業が主体となって来ているため、万が一店頭に並べられる様な事があっても、需要と供給のバランスが取れなくなって「欠品ペナルティー」(大手組織小売業の場合、欠品すると販売チャンスをロスしたと言う事で、こんな事もあるらしいです…)が有ったり、これらの特徴ある商品はPOSで商品管理をしているこれ等の小売店では、回転率が悪いと言う事から直ぐに「商品カット」となったりで、採算が合わないのです。

また、現在の商環境から「クレーム」が発生(商品の製造には充分注意が払われているのですが、手作りと言う生産状況では異物混入等のクレームが「絶対に発生しない…」とは断言できない…)したりすれば、中小・零細と言われるメーカーではたちどころに「倒産」の危機に陥ってしまう…と言う危険性も孕んでいるのです。

しかし、これ等の商品は、その様な反面「魅力的」と言う事も言えるのではないでしょうか?
さて、今月の「業界裏話」は取り敢えずここまで。如何だったでしょう?。

ちょっと、物足りないような気もしますが、これ以上は今の業界環境への「グチ」が多くなると思いますので、止めにします。
先回もお話ししましたが、ただ、いつの時代も忘れてはならない事は「お菓子は、美味しさ、楽しさ、夢」加えて、「安心・安全」で、皆さんの気持ちや心をホッと和ませるような商品でなくてはならないと言う事です。

一方で、ビジネス・商売と言う側面はありますが、我々が正直で全うなビジネスをする事、単なる金儲けに走らないようにする事も必要な時代になって来たのではないでしょうか?。

だって、美味しくて良い商品を作る為には、良い原料・良い製造技術が必要で、製品価格と品質は絶対的に正比例。安くて良い商品なんてあり得ないんですから…。AGAIN。
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